ラム酒のおすすめ(バミューダ、セント・マーティン島)

B!

バミューダ(Bermuda)イギリスの海外領土

ラムコンシェルジュのkunitomoです。今回はバミューダのラムについてご紹介します。

・首都:ハミルトン(Hamilton)

・通貨:バミューダドル(BMD)※バミューダドルはUSDと等価

・公用語:英語・ポルトガル

・ベストシーズン:5月~10月がベストシーズンだが、6~11月はハリケーンシーズンでもあり注意

・時差:日本との時差は-13時間

世界一物価の高い場所として有名です。金融部門と観光産業に支えられ、2005年には一人当たりのGDPが$76,403(日本は約4万ドル)と世界で最も高い数値を記録しました。タックス・ヘイヴンとしても知られています。オカルト好きに有名な、バミューダトライアングル(魔の海域)は、アメリカのフロリダ半島の先端と、大西洋にあるプエルトリコ、バミューダ諸島を結んだ三角形の海域のことをいいます。100年以上前からバミューダ海峡を通る100を超える飛行機や船、またはその乗務員が消息不明になったという話があり、「魔の海域」と呼ばれていますが、もともと近海が浅瀬なため、船が岩礁に接触等で沈没する事故が起きやすい場所だからです。バミューダの名前は、この島を発見したといわれるスペインの探検家ファン・デ・ベルムデスにちなんで名づけられたとのことです。

 

ゴスリング(Gosling's Bermuda Rum)

イギリスのワイン&スピリッツ商だったゴスリングの創設者ジェームス・ゴスリングが1806年に酒を積んでアメリカに向かいました。その途中3か月もの間、凪にあったためバミューダ諸島へ一時寄港したことからバミューダのラム事業の始まりとなりました。最初はリカーショップから始めたようです。ゴスリング社は200年、7代続くファミリー企業で今も3種類のラムを生産しています。トラディショナルラムとアグリコールラムの2つの製法でラムを生産しています。ジェームスの兄弟に当たるアンブローズ・ゴスリングはその後、1857年にゴスリング・ブラザース社として企業化しました。それから3年後にはカリブ海産のラムをオールド・ラムとして発売しています。その際、樽からシャンパーニュの空き瓶に移し替え、コルクで栓をし、黒色のワックス(封蝋)で封印したといいます。これが「ブラックシール」の名の由来です。ブラックシール(黒いアザラシ)ダークラムは、ゴスリング蒸留所にてモラセスを原料とし、97%連続式蒸留器、3%を単式蒸留器にて蒸留後バーボン樽にて3年以上の熟成させています。1800年代中頃からその製法は変わりません。このレシピは製造元であるゴスリング・ブラザース社のオーナー、ゴスリング家により代々継承されています。ブレンドのレシピは現在、同家の2名しか知りません。カクテルのダーク&ストーミーはゴスリングラムを使うことが正式な製法です。ファミリーリザーブは、ラム酒では初めてシャンパン容器を使っています。手書きラベルに1本づつシリアル番号を打ち、重厚な金属ベルトを巻き、熟練工による木箱収納で仕上げています。ゴスリング家が7代に亘り伝承し 心血を注いだ最高傑作です。

ゴスリングのLINEUP

ブラックシール、ファミリーリザーブ、ブラック・シール151

 

セント・マーティン島(Saint Martin、仏Saint-Martin、蘭Sint Maarten

・首府:フランス領(フレンチサイド):マリゴ(Marigot)、オランダ領(ダッチ・サイド):フィリップスブルフ(Philipsburg)

・通貨:フレンチサイド:ユーロ(EUR)、ダッチサイド:アメリカドル(USD)、アンティルギルダー(Gld)

・公用語:フレンチサイド:フランス語、ダッチサイド:英語・オランダ語

・ベストシーズン:一般的に1〜3月が乾季とされ、雨や湿気も少なく観光しやすい

・時差:日本との時差は-13時間

島の北側はフランスの海外準県、南側はオランダ自治領(オランダ王国の構成国)となっています。フランス語・オランダ語でそれぞれサン・マルタン(仏: Saint-Martin)、シント・マールテン(蘭: Sint Maarten)と呼ばれています。フランスの領土とオランダの領土が地続きで接しているのは、世界でここだけとなっています。8k㎡の小国ながら、120以上もの国籍が集まる人種の坩堝で、外国籍の人々を積極的に受け入れ、両国の住民は自由に行き来できるためフレンドリーアイランドとも呼ばれています。飛行機が頭上すれすれを通過するので、「世界一危険なビーチ」としてメディアに取り上げられたマホビーチが有名です。島の名前はコロンブスが名付けたとされています。

 

グアバベリーラムリキュール(Guavaberry Rum Liqueur)

オランダ領に本社を構えている、セントマーティン・グアバベリーカンパニーリミテッド社は1972年の創業です。このラムリキュールは、セントマーチンの名物としても知られる存在となっています。グアバベリーは、セントマーチン島の国境付近の山稜地帯で採れる貴重な果実で、近隣諸国でも栽培されていますが、セントマーチン島では豊富にあります。この果実をラム酒に漬けて製品化されたものが、グアバベリー リキュールです。セント・マーティン島で100年ほど昔から年に一度、クリスマスに家庭でこのお酒を飲む習慣がありました。グアバベリーはグアバとは別の果物で、直径1cm程の木の実ですが、1本の木に対してオレンジと濃い赤紫の半々で実をつけるという不思議な性質を持っています。島では、グアバベリーで昔からでリキュール、ジャム、ジュース、ワイン、ハチミツ、ケーキ、タルトなどを作っていました。現地で代表的な飲み方は、グアバベリーコラーダです。グアバベリーリキュール、パイナップルジュース、ココナッツミルクでフローズンにしたカクテルが人気です。ストレート、ロック、ソーダ割り、又はパイナップルやグレープフルーツジュースなどと割ってもおいしく、飲みやすいリキュールです。使用している樽はドミニカ共和国から輸入をしています。セント・マーティン島ではサトウキビ栽培が盛んではなかったため、ラムづくりは行われていませんでした。製品のリパブリックラムは、輸入したラムをオーク樽でさらに熟成させたものです。

 

グアバベリーラムリキュールのLINEUP

オレンジ、バニラ、マンゴー、アーモンド、パッションフルーツ、ライム、リパブリック5年、10年


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